肩関節周囲炎(四十肩)
肩関節周囲炎一般的には四十肩などもふくまれます
肩関節周囲の損傷組織や炎症をおこし
肩の運動制限や痛みなどを引き起こします
【症例】
40代女性
仕事でパソコン作業が多く、肩こりがひどくなってきたと訴える。
運動不足が原因かと思いストレッチや軽い運動をしていたが、
肩が上がらなくなるほどの痛みが生じた。
50代男性
野球やゴルフが趣味で、最近肩の痛みがひどくなって
就寝時も痛みで眠れず特に寝返りの際に患部を下になった時は
思わず声が出るほどの痛みを感じるようになった
【治療法】
経過観察:
軽度の場合は、自然治癒力を待つこともできます。
保冷療法:
痛みがひどい場合は、アイスパックを肩にあてることで
痛みを軽減することができます。
運動療法:
肩の運動制限を改善するため、ストレッチや運動を行うことが効果的です。
ただし、無理な運動は逆効果となります
マッサージ療法:
肩背部の筋肉をほぐすことで、痛みを軽減することができます。
ただし、力加減や施術に注意が必要です。
テニス肘(外側上顆炎)
テニス肘は、肘の外側に痛みや炎症が生じる状態を指します。
テニスプレイヤ―がよく発生するところから由来してますが
反復的な運動や急激な負荷によって日常生活でもよく発生します
【症状】
肘の外側に痛み炎症が生じることです。
手首を反らせるよう力らを入れると痛む
ひどくなるとドアノブを握って回したり
缶のブルトップを引き上げる事も
痛みの為出来なくなる事もあります
【治療法】
肘に付着する筋肉の疲労が原因になるのである程度筋肉を
休めることが必要です
試合や仕事などでそうも出来ない時には
ある程度の固定テーピングなどを使用します
スーパーライザーによる施術も効果的です
肩関節前方脱臼
肩関節前方脱臼は、肩関節の上腕骨が肩甲骨の前方に脱臼する状態を指します。
機序:
肩関節は球関節であり上腕骨の球状の頭が肩甲骨の浅い関節窩に収まっており
肩関節前方脱臼は一般的に外傷や急激な肩の可動域の変化によって起こります。
肩への直接的な衝撃
例えば、スポーツ中の衝突や転倒、交通事故などが原因となることがあります。
肩の過度な外旋
肩を極端に外旋させる動作や力を加えて肩を前方に引っ張ることが脱臼を引き起こすことがあります。
肩関節の安定性の低下
肩関節の靭帯や筋肉の弱さや損傷がある場合関節の安定性が低下し脱臼のリスクが高まります。
症状:
突然の肩の痛み:
脱臼が起こった瞬間に強い痛みが生じることがあります。
特に肩の前方や上腕部に痛みが集中します。
肩の可動域制限
:脱臼により、肩の可動域が制限されることがあります。
特に肩を前方に動かすことが困難になります。
肩の変形
:肩関節が脱臼している場合、肩の形状に変化が生じることがあります。
上腕骨の頭が肩甲骨の前方に突出して見えることがあります。
肩の不安定感
:脱臼後、肩が不安定に感じることがあります。
特に肩を前方に動かそうとすると、不快感や不安定感が増すことがあります。
